私たちは、インテリジェント・ミュージック・フォーマット(IMF)と呼ばれるトレーニングを計画する画期的な方法を開発しました。 全てのトレーニングプログラムはこの世界中のフィットネスに革命をもたらしたシステムに則っています。
このシステムでは、予め編集された音楽という形でトレーニングの雛形を決めます。 この雛形は生理学や人間の学習パターンに基づいており、それぞれのジムのトレーニングで必要とされる複雑さや強度に合わせられるように考慮して制作されています。
IMFにより、インストラクターたちは様々なレベルの生徒たちに合わせてクラスの複雑さや難易度を調整することが簡単にできます。
このフォーマットは20年の間、綿密な計画を効率よく作成する究極の方法であり続けています。
IMFに至るまで
80年代はインストラクターたちが全く自由にトレーニングを計画する、フリースタイルが主流でした。 そのため、インストラクターによってトレーニングの質にばらつきがあり、トレーニングの効果や安全性も十分ではありませんでした。
90年代になると、音楽の役割が重視されるようになりました。音楽の雰囲気と動きの関連性が必要だと認識され始めたのです。これが、プレコリオの始まりでした。実際にアメリカでは20年前に、プレコリオの起源であり、予め決められた振り付けでトレーニングを行う「ジャザサイズ」が誕生していました。
プレコリオでは音楽に合わせてトレーニングを行うことで、一定のトレーニングの質が維持されるようになりました。 しかし、このシステムは、クラスを調整したり計画したりするといった融通がききませんでした。 プレコリオのインストラクターたちは、トレーニングの知識を持たず、教えられた振り付けを状況に合わせて変更することもできなかったのです。 この状況が危険なことは誰が見ても明らかです。 このシステムでは、本来重視されるべき参加者やグループの個性が軽視されました。
フリースタイル
とプレコリオのメリットとデメリット
フリースタイル
メリット
クリエイティブ、生徒に合わせて調整できる
(インストラクターの訓練と知識が十分な場合)
問題点
インストラクターたちは、独自の基準と知識でクラスを計画します。
多くの場合、その場でレッスン内容を決めます。
そして、トレーナーの教育も十分ではありません。多くの場合、研修は知識を学ぶだけで実践がありません。期間も短ければ内容も薄く、論理的な裏付けもありません。
例えば、トレーニングに使う曲はトレーナーの好みだけで選ばれ、動きと一致していないことが多いです。
また、生理学や生体力学への配慮がなく、体のエネルギーシステムにかなったものではありません。
計算された音楽でなければ無酸素運動の強さを決めることができません。
また、フリースタイルのトレーナーたちには適切にトレーニング内容を変更するための知識もありません。
運動が激しすぎたり、複雑すぎたりします。
関節や筋肉の怪我も発生します。
音楽に対する配慮がないため、動きが音楽にあっていません。
指導の質が悪いか、あるいはほとんどありません。
トレーナーたちはリーダーシップに欠けています。
指導法が間違っています。
フィットネス本来の目的から外れた振り付けがなされることがあります。
プレコリオ
メリット
曲の順番が決められている
順序だったトレーニング
音楽と動きが合っている
ブレのない指導
デメリット
インストラクターたちはただ振り付けを真似ているだけで、生理学や生体力学の基礎や、トレーニングプログラムの計画法についての知識がありません。
実際、プレコリオでは振り付けを変える必要はないのですが、振り付けを変えるために必要な知識も持ち合わせていません。
そのため、参加者のグループや自分のジムの時間割に合わせてトレーニングの振り付けを変えることができないのです。
彼らは、トレーニングで重視されるべき個人やグループの性質を無視しています。
あまりよく考えられずに作られたクラスがそのまま使い回されている可能性もあります。